ユニットハウスを搬入しました
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が4月8日に宣言されました。下関市におけるコロナウイルスの感染患者さんの数はまだ少ないのですが、高齢者や基礎疾患を持った方を中心に重症化しやすいといわれています。
病院を受診される方は、基本的に基礎疾患のある方ですし、当院を受診される患者さんの平均年齢は年々上昇しています。風邪症状とほとんど見分けがつかない新型コロナウイルス感染症の方を問診などの段階で見分けることはほぼ不可能に近いと思われます。
下関市医師会でも発熱外来を大学町の夜間診療所の所に開設しておりますが、小月からそこまでは離れており、体調が悪い方を連れて行くには少しばかり大変です。かといって、発熱・渡航者外来のある総合病院に全員行ってもらうのは、総合病院に余計な負担をかけることになります。
当院のかかりつけ患者さんが安心して受診して頂けるようにするためと総合病院の負担を減らすためにいろいろと考えた結果、感冒症状などといった体調不良の方を診察する場所を作ることにしました。
ユニットハウスの搬入
休診の時間帯である2020年4月30日、木曜日の午後を利用して、ユニットハウスを搬入しました。
設置するユニットハウスは、佐藤医院の玄関先のスペースに入る大きさのものを選びました。午後13時過ぎに、三協フロンテアの久留米工場からクレーン付きのトラックに乗せられて運ばれてきました。
右は、クレーンを使ってユニットハウスを荷台から下ろすところです。
下ろされたユニットハウスには車輪がつけられ、後は人の力で玄関先に収納されました。
収納された後、玄関前のスペースに合わせて、きっちりと水平になるように土台で固定されました。
設置後の配線工事
ユニットハウスの中には蛍光灯やクーラーなどが備え付けられています。これらの機器に電気を通すため配線工事をしています。また、診療を行うことを前提にしていますので、ハウス内にはインターネット回線が引かれてあると便利です。
LAN配線も電気と同じ経路を使って配線工事をしております。工事は、山陽小野田市のGDKさんにお願いしました。
設置完了
全ての設置が完了しました。13時に始まった搬入作業は気が付くと17時を超えていました。
後は、内装の工事を行い、診療が出来るような状態にする必要があります。